読書感想:一次元の挿し木 ミステリー小説の読了

<!-- markdown-mode-on --> このミステリーがすごい大賞 文庫グランプリを獲った『[一次元の挿し木](https://amzn.to/4lmSDQA)』を読み終えました。 4年前に失踪した妹を探している、<ruby>悠<rt>はるか</rt></ruby>は、インドのヒマラヤ山脈中にある湖から持ち帰った人骨のDNA鑑定の依頼を受ける。 なんと、その200年前の人骨のDNAが失踪中の妹、<ruby>紫陽<rt>しはる</rt></ruby>、と合致した。 その人骨に関わった人々は命を落とし、骨も盗まれる。 父の会社とオカルトととも思える宗教団体との関係は?「ちゃぽん。」不穏な音とともに、悠に忍び寄る恐怖。謎を解き、妹を探し出そうとする悠には想像もできないような、事実が待っていた。 なんとも魅力的なあらすじに引き寄せられるようにして、読み始めたら最後まで一気読みしたい作品でした。 - [Amazonで詳細を見る](https://amzn.to/4lmSDQA) - <a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/109a2cda.c95dada0.109a2cdb.384daef2/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F18103940%2F&amp;link_type=text&amp;ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" rel="nofollow sponsored noopener" style="word-wrap:break-word;" target="_blank">楽天で詳細を見る</a> <br> <strong>ワシントン・ポー・シリーズが今年ダントツで一番のお気に入り</strong>でしたが、それに引き続き、一次元の挿し木も私好みな<span class="dot">重ため</span>なストーリーでした。 - 200年前の人骨が失踪した妹のDNAと一致した? - 研究者たちの夢、喜び、そして... - DNAをめぐるミステリーに加え、過去に人骨の研究に関わった人たちが次々に命を落とす。 - 謎が謎をよび、命の危険にさらされる恐怖 - そして、最後に明かされる真実とは? メインの登場人物たちに惹かれ、手を止めるのが惜しくなる、最後の謎が解けるまで一気読みしたいミステリーです! ## 一次元の挿し木 <div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiWlBjpyVM9mNkDXik4k0EKLDiOMQ772Iym4AlUO2yOyzP-AoFwq8ljHrraUh6FQYbjNvKCa7KhyphenhyphenFMkU4jtdsaJhsc006Ve-VdWd92lmln7S_KsDLQCXuX_8NZwIyuDm-tgNAWtSFOSRAVXWg6d1A0vr55SI-9Iu-2afxduYZW7ukOxGcWFzcbyHOAL4b_H/s4640/IMG_20250603_160649_HDR.jpg" style="display: block; padding: 1em 0; text-align: center; "><img alt="" border="0" data-original-height="2610" data-original-width="4640" loading="lazy" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiWlBjpyVM9mNkDXik4k0EKLDiOMQ772Iym4AlUO2yOyzP-AoFwq8ljHrraUh6FQYbjNvKCa7KhyphenhyphenFMkU4jtdsaJhsc006Ve-VdWd92lmln7S_KsDLQCXuX_8NZwIyuDm-tgNAWtSFOSRAVXWg6d1A0vr55SI-9Iu-2afxduYZW7ukOxGcWFzcbyHOAL4b_H/s600-rw/IMG_20250603_160649_HDR.jpg" width="600"/></a></div> - 松下 龍之介 (著) - 384ページ - 発売日:2025年2月5日 - 読書期間:2025年6月5~7日 - [Amazonで詳細を見る](https://amzn.to/4lmSDQA) - <a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/109a2cda.c95dada0.109a2cdb.384daef2/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F18103940%2F&amp;link_type=text&amp;ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" rel="nofollow sponsored noopener" style="word-wrap:break-word;" target="_blank">楽天で詳細を見る</a> 1番気になる謎は読者が解決できるように開示されているので、この話難しい…。となるのではなく、「こうなんじゃない?」と、読者も考えながら読めるのが飽きのこない理由かもしれません。 研究者が多く出てきて難しい会話、先の読めない会話で、飽きるかも…?と思いながら読み進めていましたが、DNAの合致という最大の謎は、登場人物の会話+本のタイトルで解けるようになっています。 超文系の私でも「解けた〜!」な、このお話。ミステリーとして<span class="dot">どんでん返し</span>とか、難しいことなんてないんじゃない?と思わせてくれる展開で大興奮でした。 <strong>でも、それだけじゃないのがこの本の魅力。</strong> そこからは、ジェットコースターのような疾走感と恐怖が待っています。あー、私が「解けた!」と喜んでたのは、作者がそう作り込んでたんや。と、気付かされました。 謎が解けたあとにわかる、悠の家族の秘密やスリリングな展開。 謎が謎を呼ぶ...重ためな空気感で進むお話。 自分たちの研究のため!と、自己中心的な研究者メンバーたちの過去に相反して、家族の優しさや愛情も感じられるお話でした。 研究者ばかりがいて、賢い人たちの会話!なんだけど、会話の端々も気をつけて読んでいると、なんとなく見えてくるところがあるので、自分もストーリーに関われているようで楽しめました。 ブログを書こうとこの本を探してみたんですが、見つかりません。どこ行ったんだろう…。今週末、必死に探してみます。
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